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FRPメモ

ねずみさん
うさぎさん

●材料購入
有限会社サンライト

●ガラスマット
ガラス繊維を無方向に編んである。型の形になじみやすい。
♯300 1×5m ¥3150

●ガラスクロス
縦横に編みあげられている。引っ張り強度あり
♯150 1×5m ¥4725

●サフェースバリアマット
#30の非常にうすいガラスマット。仕上げに表面にはりガラスマットの繊維を目立たなくする

●♯300
クロスやマットについている番号♯300は1㎡あたり300gという意味

●樹脂
エアロカーレジン、スチロール用レジン、型用、製品用とがある。型の発砲スチロールやスタイロフォームはスチロール用でなくては溶ける。スチロール用はエアロカーレジンより高い。
エアロカーレジン 4kg ¥5775
スチロール用 4kg ¥10,500円
ちなみに「うさぎさん」や「ねずみさん」(当研究室のつくばチャレンジ参加ロボットの愛称)を作るのに最低4kg要りました。

●ゲルコート
表面仕上げ用の樹脂。あるていど粘性があり凹凸を隠してくれる。

●インパラ・ノンパラ
樹脂やゲルコートにはインパラ・ノンパラの違いあり。パラはパラフィン(蝋成分)のことでインパラはパラフィン入りノンパラはパラフィンが入っていない。仕上がりの違いはインパラは乾くと表面はサラサラになるが、ノンパラは空気に触れている表面はいつまでも乾かずべたべたしている。ノンパラもこの上に積層していくと空気と遮断されるために固まることになる。
空気に触れて乾かす場合はインパラ製品を使用しなければならない。

●型用素材
発砲スチロール、スタイロフォームなど。当研究室ではうさぎさんはスタイロフォーム、ネズミさんは新聞の張りぼてで型を作りました。スタイロフォームは削りやすく扱いやすい。張りぼて方式はオリジナル発想ですが。うまくやればいい感じだと思っていますが。まだまだ工夫の余地がありそう。
別件で硬質発泡スチロールを加工しましたが、ゴミと服にまとわりつく塵が出て大変で使いたくありません。

●スタイロフォーム加工
スタイロフォームの板を重ねてスチのり(スチレン用のり)で張り合わせて。スライダックに接続したニクロム線電熱線で概略カットしていきます。あとは目の粗い紙やすり、布やすりで微調整していきます。ニクロム線に通電するときは、スライダックを最低電圧にセットして、徐々に電圧を上げてください。ほんのちょっとの電圧で大丈夫なはずです。間違うと、ニクロム線がすぐに赤熱して怪我や事故になります。
加工するときは電気式のサンダーがあると便利です。

●スタイロフォームコーティング
以前は木工用ボンド使用。今年はスチロール用樹脂を買って、表面に塗ってから、安いふつうの樹脂でガラス繊維の積層をしてみようと思います。

●電気式ダンサー
型の成型や製品の表面磨きに威力を発揮するのでぜひ欲しい機材。

●積層
ガラスマットを積層して、ガラスクロスと交互にやります。3層積層すれば十分な気がしてます。

●オス型・メス型
正式には原型にかぶせたFRPが製品のメス型になり。メス型の内側に積層していったFRPが製品になります。当研究室では毎年メス型を製品として使ってます。

●ディスクグラインダー
砥石のお皿が電気でまわる工具。FRPを切断して成型するための必需品。

●2010年の方針
型を抜かない。スタイロフォームそのまま入れておきます。表面を薄いFRPで覆ってスタイロフォームの補強と表面のつるつる感を出そうと思っています。

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